top of page

謝辞

Thank

​*本文章は5th当時のAqoursRainbowの旧ホームページより転載したものとなります。
​旧ホームページは現在クローズされているためこちらに置き換えさせていただきます。

 Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~
 キャストの皆様、スタッフの皆様、運営を手伝っていただいた皆、そして私達を含めたファンの皆様。二日間、本当にお疲れ様でした。
 ご協力頂いた皆様に感謝申し上げます。そして、今回 Aqours の皆に最高の景色をプレゼントすることが出来、それを作ったファンの皆とそれを共有することが出来た事、本当に嬉しく思っています。
 ありがとうございました。

はじめに

 Aqours Rainbow 企画は「Aqoursの皆に最高の景色をみんなと届けたい」という気持ちで発足、これまで活動してきました。
発足は 4thLive 後、約半年前となります。
 この半年間で沢山の出来事がありました。企画を運営し、それを実際に実現するためにまず何をしなければいけないのか。そこから考えなくてはなりませんでした。
 「運営するのだから当たり前だろう」と思われる方も多いかと思います。勿論その通りです。
 ただ、やることは言うよりも難しい。その事を思い知らされました。
 「やろうよ!」と言う事は簡単です。ただそれを実現するための道のりは思っていたよりも厳しいものでした。

始める前に

 まず、直近で大きく活動されていた、Aqours4th Thank you PROJECT企画様とお話をさせていただきました。
 そしてその企画者の方々を通じて、μ's 1st liveの企画者のお話を聞かせていただき、企画をする上で何が必要なのか、また、3rd/4thと企画が乱立し、成功とは決して言えなかったこと。その後の海外Liveでの企画の成功。
 その流れより、日本のファンから

  • 「日本じゃどうせやってもできない」

  • 「企画者の売名行為じゃないか」

  • 「キャパが違う」

  • 「自然発生じゃないと意味がない」

など沢山の意見をいただいた事。
 その上で、企画が成功した海外の企画者ともお話をさせていただき、そこから、何が問題だったのかを検討させていただきました。

実際の活動

 活動を始めるにあたり、企画の存在と内容の周知をどうするかが非常に問題でした。
 どんな企画だとしても知らなければ意味がない。特に批判的な意見にもあった「海外とはキャパが違う」という事は最大の課題でした。
 今回はメットライフドーム、約 3 万 5000 人にもなる規模。 対して私達は 10 人にも満たないグループ。 Twitter を含む様々な SNS での拡散、HP の作製、他企画者様との連携、フライヤーの作製 と会場周囲での配布など、様々な事を行ったという 4th の企画でも成功とは言えなかった。
 さらにフライヤーは会場内、会場の敷地内での配布は出来ない。
 そんな足枷が多くついている中、必要な事は何かを検討した結果。

今までの企画者がやって来た事をほぼすべて行い、最低でも企画をやっていただく人達の6 割程には企画を知っていただく必要がある事。
今までの批判的、中立的意見から、ペンライトにおいては新曲や曲中での急激な変化は成功させる事が現状では非常に難しい事。
 企画の内容から周知の方法まで、運営の皆で空いている日を作っては、毎週の様に遅くまで何回も相談をしました。 結果的に「会場内で声掛けを行う」という方法を取り、当日にスタンド席へ可能な限り声をかけ続けました。

 

Day1/2

 当日を含め、私達の賛同者は非常に少なく、Day1 では 7 人、Day2 では 11人という人数で声掛けを行っておりました。7 人で二時間の内に約 35000人に周知を行う。1 人単純計算で約 5000人。しかも開場したては人がいないので 2周はしなくてはなりません。全てをカバーすることが出来ない事は明白でした。

 それでも声をかけ続けるしかなかったのです。会場内を出来うる範囲でカバーし、開場してから可能な限り早く声をかけ続けました。


「アンコールで有志の企画をしています。ご自身の準備が全て終わってからで結構です。もし宜しければ、〇列から〇列の方は〇色をお願いします。」それだけを伝え続けて。

 1 日目は声をかけても反応はほぼ無かったです。 体感ですが、7-8割は反応がなく、中にはこちらを睨む方さえいらっしゃいました。
「やはり難しいのではないか」そう思いながら、緊張と恐怖で震えながらも声掛けを続けました。
数人の方が、持っていたフライヤーを掲げてくださったり、「頑張って」と言って下さったり、それを見て声をかけ続けることが出来ました。少なくとも賛同してくれる人たちがいる、それはとても力になる事だと再認識しました。

 ライブは順調に進行し、アンコールへ。
 

 銀テープも飛び、キャストの挨拶も今までと違う。まるで今回はアンコールが無いんじゃないかとも思わせる演出。自分の周りでも終わり?という声が聞こえていました。Aqoursの皆が裏に回った後、規制退場のアナウンスもなく、じわじわと Aqoursコールがかかりはじめ、その時点で朧げに虹が出来ていました。

 まるで推しが変に固まっているな?と受け取られてもおかしくない光景。私たちが声掛けをしたのはスタンド席。 BOX席を中央として広げられる範囲をなるべく声掛けしていきましたが、時間の関係上、見切れや芝生は出来ていませんでした。
 正直、いつもと違う演出、声掛けから時間も経っている。「失敗」の二文字が頭によぎりました。

 そんな思いとは裏腹に、アンコールの時間を目いっぱい使って徐々に光が分かれていく、ある程度になってからは加速度的に出来上がり、綺麗にスタンド席に虹が架かりました。
 声掛けをし、それを聞いてやっていただいた方々がきっかけとなり、それに合わせようとしていただいた方々のおかげであの虹が完成したのです。完成した時の「凄い」「綺麗」という周りの言葉は忘れられません。

 

アンコール曲の始まり

 まさかのユニット曲、私たちは Aqours全員が出てくるとばかり思っていたため、アンコールのみでのお願いをしていました。
 一瞬でもこの光景を見てくれていたらいい。そのため、ユニット曲が始まった段階で、虹は消えてしまうと思いました。推し色を振りたい方も多かった事と思います。それでも虹は架かり続け、3ユニット全てにその光景を見せることが出来ました。

 更に、途中からドームの改修と列数の関係上、最上段のみかん色が少ない事に気づいたアリーナの方々がみかん色にした事で、私達が想像した以上に圧巻の景色が広がりました。
 私達が Day1で声掛けしたのはスタンド席のみ。これに関しては本当に自然現象でした。ファンの皆が「こうしたらもっと綺麗だ」を体現していただいたのです。


 最後の Next SPARKLING!!が始まり、大きな虹の中で輝く Aqours。
 

 皆で最高の景色を作り、それを Aqoursと皆で共有できる。最高の瞬間でした。
 

これから企画をする方へ

 私たちは様々な事を行いました。その中でも必ず必要な事は「なぜそれをしたいのか?」を明確にし最後まで貫き通すという事です。
 

 企画を行うという事は想像を絶する程にやる事、規制されている事が多く、許可取りや資金面など、クリアしなければならない事が山ほどあります。海外での成功例からも、1日や 1 週間単位では成功するはずもないのです。
 入念な準備や周りからの批判意見など、心が折れそうになりながらも、それでも何かをやりたいのならば、確固たる動機を持って臨む必要があるかと思います。

 私たちは「Aqours の皆に最高の景色をみんなと届けたい」でした。ありがとうを伝える手段は言葉やフラスタなど色々あるかとは思います。ただ、私たちは視覚的にファンの皆と、Aqoursの皆と同じ景色を共有し、同じ想いを共有してみたかった。ファンの皆も感動してもらう、そのためにはどうすれば良いかを考えた末、私たちの企画はアンコールにて虹を架けるという企画になりました。

 これから良い意味でも悪い意味でも様々な企画が生まれると思います。基本的に企画、特にブレード企画に関しては、ファンの皆と一緒に「みんなで叶える」ものです。ライブではブレードを今日初めて触るという人もいるでしょうし、曲に集中したい人もいるでしょう。
 

 その上で、どうすれば皆と楽しい事が出来るのかを考えれば、より今後のライブも楽しいものになるのではないのでしょうか。また、様々な企画が出れば出るほどやる方はどれをやればいいか混乱します。必ず企画を立ち上げたい場合は、他にやろうとしている企画者がいないか、その人と協力できないかを模索する必要があるかと思います。


 私達は小規模なグループですが、全員それぞれが出来る範囲で協力した事、最後には賛同してくださった全員の協力でこの企画は成功しました。企画者同士で協力出来なければ、それをやって貰えるファンが協力していただける筈が無いのです。
 

 繰り返しますが、企画は皆で作るものだと思っています。
 

 少しでもこの言葉が届けばよいかと思います。
 

まとめ

 ライブの楽しみ方は人それぞれです。コールをしなくてもいい、一緒に歌っても歌わなくてもいい、ブレードの色は好きな色を振ってもいいのです。
 

 私たちはアンコールにて虹を架けるようお願いをしましたが、勿論推しの色を掲げても構いません。私たちの根底にあるのは、Aqoursを含めた皆でラブライブを、ライブそのものを楽しむことです。
 

 その上で「Aqoursの皆に最高の景色をみんなと届けたい」事からこの企画は動き出しました。Aqours をもっと色々な人に知ってもらえるようキャストや運営の皆様が頑張っている事を、ライブを通して私達ファンも、こんなに綺麗で楽しい事が出来るんだぞ、という事を
Aqours を知らない人にも知っていただきたいと思っています。
 そして更にAqours と沼津を応援していただける人が増えたらと思います。

 

 私たちはあの景色を忘れることはないと思います。

 

 キセキは起こると知ったよ。

 

Aqours Rainbow 一同
 

© 2019 Aqours Rainbow / 告知目的以外でのフライヤーやサイトのコンテンツの無断転載を禁じます。

bottom of page